卸問屋とネットショップ
卸業を営む企業の社長さんから「ホームページを作って欲しいから来てもらえないか」と連絡がありました。
「え?以前作ったじゃないですか。」
2年前に私が制作を担当したホームページなのですが、もしかして作り直せってことなのかな~と思いながら「あれじゃ不満でしたか?」と聞いてみる。
「いや、そうじゃないんだよ。販売店やメーカーからの問い合わせも増えたしあっちはあのままでいい。今回はネットショップを作りたいんだ。」
ネットショップ制作の費用
「ああ、そういうことですか。」
ちょっとホッとしながら理由を聞く。
「先日ホームページ制作業者から連絡があってね。制作費用200万円、管理費月額4万円でどうですかって言うんだ。とてもじゃないけどそんな金は出せないからキミんとこならいくらでやってくれるのかな~と思ってさ。」
「ネットショップですか。アイテム数ってどれくらいあります?」
「常時在庫してるのは1,000点くらいかな。」
「なるほど。ちなみにいくらくらいで作れると思います?」
「う~ん・・・できれば10万くらいで。」
「無理です。基本デザインとトップページだけでそれくらいですよ。お問い合わせフォームとか特商法に関するページをオマケしてもせいぜい5ページ。」
「だよね、やっぱり。」
「商品ページを数ページ、サービスで作りますからそれを参考にして自社で登録作業をしていくというのはどうですか?」
「・・・考えてみるよ。また連絡する。」
ネットで商品を販売するということ
最近、割と問い合わせが増えてきたのがネットショップ制作に関するものなんです。
自ら保守管理する必要があることと軌道に乗るまでにはそれなりの時間がかかることを話すと大抵みなさん躊躇しますけどね。
土地が無限に存在しているインターネットですから、この調子でネットショップが増えていくと今よりもっと激しい潰し合いになるわけなんです。そして他店との差別化ができないショップは淘汰されていく。
独自性を持たないショップには「購入する理由」が無いんです。
実店舗でも仮想店舗でも同様なのですが、この「購入する理由」というのがもっとも重要。これが無ければまず売れません。
「家から近い」「生活に必要」「ここにしか売ってない」「安い」「いますぐ欲しい」など、そういった部分。
どこにでも売っている物をどこにでも売っている価格で販売するつもりなら、ネットショップはやめたほうがいいと思います。利益どころかおそらく維持費・人件費すら出ません。
卸問屋とネットショップ
卸問屋さんが卸価格で一般ユーザーに販売するというのはルール違反のような気もするのですが、それが増え続けているのが現状です。ヤフオクなんかでも数多くの卸問屋さんを見かけます。多少定価より低い価格で販売したとしても粗利が大きい。損益分岐点が低いので「やってみる価値」があるんです。
そういった観点からも、卸問屋さんがネットショップやオークションに進出するのは当然の流れなのかも知れませんしこれからも増えていくのでしょう。
今後ますます小売店が苦しくなっていくことは容易に想像できますよね。
[ Daisuke ]







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