Yahoo!検索の変化、SEOが変わる時
Yahoo!検索にいろいろと変化がありました。
オークションやYahoo!ショップの商品画像を掲載するようになったり、スポンサーサイトの表示が通常の検索結果と見間違うほどになったり。
でも実は一般のネットユーザーにとって「検索一位」と「広告」には大きな違いが無いのです。もし最上段に表示されているものを広告と認識したとしても「広告だからクリックしない」という選択にはなりませんし、むしろ「広告を出す=安全な企業」という安心感で思い切ってクリックできるんです。
一旦ウェブマスターになってしまうと一般ネットユーザーだった頃の感覚って忘れてしまうんですよね。インターネット初心者だった頃のこと、ちょっと思い出してみてください。
あなたはそれを「広告」と気付きましたか?
GoogleでもYahoo!でも、商用のキーワードを含んだ検索をすると「スポンサーリンク」や「スポンサーサイト」と小さく表示されていますよね。実際のところ、普通の人はその小さな文字をあまり気にしないんですよ。たぶん見てもいない。
一番上に表示された数行が広告だと気付いたとしてもそれがクリックを思い止まらせる理由にもなりません。なぜなら、初心者にとっては広告も検索結果の一つなんですから。
インターネットが現実世界に近付いた
そもそもSEOという『力』によって「立地条件の良い場所に無料で出店出来る」というのは発展途上とも言える状態だったんです。
所有者の弱い土地を力任せに奪い取る、そんな原始的な感じ。ルールもマナーも在って無いようなもの。
現実世界で店舗やオフィスを借りる時だって皆さんご存知の通り、人の多いところや交通の便が良い土地は家賃が高いんです。ショッピングセンターに出店する場合も集客力の高いフロアの家賃は高いんですよ。それに応じて多額の敷金や保証金も支払う。
もちろんメインフロアならそれなりに客数が多いので「ハイリスク・ハイリターン」ですよね。お金がかかるんです。
一方、インターネットはどうでしょう。
スパムしちゃえばあっという間に1位とれるんですよ。つまり、本来「家賃が高いはずの土地」に無料で出店できるってこと。
中国のウェブサイトを悪用したコメント・トラックバックスパムなんか記憶に新しいですよね。不思議といまだに効果が高いのは無差別相互リンク。ただ、これをやっちゃうと後々痛い目に遭いますからお気を付け下さい。
Yahoo!はまた一歩先へ進む
SEOに全力を注いでいる人たちにとって今回のYahoo!検索の変化は疎ましいことこの上ないのでしょうね。でもそれこそがYahoo!にとって好ましい事なんです。
だってスパム排除のアルゴリズムをくぐり抜けて1位を獲得したスパムサイトでも「実質4位・5位」とかになるんですから。
実は私にとってもうれしい結果でした。
練りに練ったSEOを施していたサイトの順位が急降下したんですよ。原因はおそらく「SEOやりすぎ」じゃないかなぁと。
でもこれで新しい道を見つけることができたんです。
SEOにお金や時間を割くのをやめよう
私はどちらかと言うとSEOよりもデザイン重視のタイプ。
SEOのために思い通りのデザインを表現することが出来ないことも多く、本当の意味で「満足の出来」と言えるサイトを作ったことがありませんでした。FlashやAjaxもかなり手加減して使用していたんです。
でもこれからは違います。
本当に表現したいことを表現したいままに作る。それが商用サイトならオーバーチュアやアドワーズに広告を出す。そう割り切ることにしたんです。
なんだかずっと持ち続けていた心の中のモヤモヤがスーッと晴れた気がしました。
SEO的には敗北とも言えるかも知れませんが、私にとって「今までよりコンバージョン率の高いサイトを目指すことが可能になった」という気持ちなんです。
それと「ペナルティにヒヤヒヤする」ことも「スパムSEOで上位表示されているサイトにイライラする」こともこれからは無い。
Yahoo!に心からお礼を言いたいです。
平穏をありがとう、と。
これからのSEOはどこへ向かうのか
私はSEOをやめるつもりはありません。
この知恵比べは半分趣味ですのでこれからも研究していきますし、気付いたことはこのサイトで記事にしていこうと思います。
これからのSEOのポイントは2つ。
複合&ニッチキーワード
競合が少なかったりあまり一般的ではない商品名やサービス名を名指しで検索する人向けにおこなっていく必要があります。またその名称を思い出せない人が見つけやすくなるように、必要なキーワードを盛り込んだSEOが大切です。
ユニークなURLアドレス
マルチ言語に対応しつつある検索エンジンへの対策として、URLアドレスは今後も重要なポイントになります。
ドメイン・サブドメインもそうなのですが、カテゴリ名やページURLもきちんとした英語表記を心掛けた方が効果的だと思います。
例えば「健康」に関して記述しているページなら「health.html」、食品に関して記述したページなら「foods.html」といった感じにアドレスそのものが具体的に内容を示していることが重要なのです。
SEOが不可欠なサイト
広告が出せない業種なんかはこれからもSEOに頼っていく必要があります。例えば「成人指定」なところとか。
そういったサイトはSEOに割く時間があったらコンテンツ作りと相互リンクに勤しんだ方が成果が上がるはずです。特にコンテンツ同志の相互リンクは笑っちゃうくらい強烈にアクセスアップ効果がありますよね。
複数のサイトを作って「入り口を増やす」という方法も良いと思いますよ。
[ Daisuke ]







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コメント by アクセスアップ対策レポート — 2008 年 12 月 8 日 @ 2:09 PM
素晴らしい記事ですね。
>それが商用サイトならオーバーチュアやアドワーズに広告を出す。
まったくその通りです。
記事や内容が好ければ自ずと評価も上がります。
結果、SEO対策に通ずるわけです。
インターネットの進化は人類の進化そのものです。
もう、かつてのスラム化しているインターネットの概念は常に変化して行きます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。